昨夜、化粧品ビジネスをしている素敵な友人たちと食事して、それぞれが「どうして化粧品に惹かれたのか」を語り合ったのが意外にも盛り上がって結構楽しかったです。 私はそもそも前職で、以下3つの”感動体験を通じた気付き”があって、俺は一生涯を皮膚の上で生きていこう！…… more って決めていました。でも、前職の時点で「化粧品を仕事にしよう」とまでは決めるに至っておらず。あ、ちなみにどんな感動体験だったのか、というストーリーはまたいつか機会があったから書い残します。  ［感動体験を通じた気付き］皮膚の再生能力ってすごい！ きちんときっかけを与えるとこんなにも皮膚は自ら変わっていくのか！皮膚の変化が人生に与える影響ってすごい！ 皮膚のコンディションが感情を変え、感情が思考を変え、人生の向き合い方までも変えてしまう！植物の力ってすごい！ 植物だからできる事ってこんなにあって、しかもこんなにも神秘的で素晴らしかったのか！ 前職を退職し、ひょんな事をきっかけに起業するんですが、何ぶん無計画に起業したので、どんな事業をやったらいいのか定まらず。皮膚の上で生きていく！という、パーソナル・ミッションは決めていましたが、事業ドメインまでは決めていません。そこで、まずどの産業で事業をするか、これの決める方法を決めました。それが以下の5つの条件です。規制が緩い産業皮膚に最も身近な存在使用が日々習慣化している新しいモノに期待をしている産業GDPが豊富1）規制が緩い、つまり変化を起こしやすい産業、であるという事。新興の製造ベンチャーですから、どんどんチャレンジをしていきたい訳です。一方、法規や業界のレギュレーションがガチガチに厳しい産業では、ベンチャーが成立せず下請けにならざるを得なくなります。 2）皮膚に何か変化・異常が生じた時、または皮膚をもっと良くしたいと思った時、消費者の脳内で真っ先に思い浮かぶ商品市場（製品やサービス）であるという事。2番手の市場に居たのでは、その中でどんなに良い商品を作っても、1番手の市場の最後尾にすら勝てないと思ったからです。 3）皮膚を変えようとした時、皮膚と技術の接点回数はとても大事です。医薬品は1回の接点で与える単発の影響は大きいですが、長期に使用できるものではありません。よって、長期で変化を与える、変化を維持する事には不向きなのです。皮膚へ接触する事が習慣化している産業であるという事、これを3つ目の条件にしました。 4）皮膚が既存商品に満足していたら私たちの出番はありません。消費者が、もっと良いモノはないのか？と貪欲に探している状態を求めました。それは、商品市場のライフサイクル（PLC）が短い状態だろうと仮説を持ち、その産業を4つ目の条件にしました。 5）技術はコストがかかりますので、負担できるポテンシャルある産業を選ぼうと考えました。なので、産業のGDPが豊富である事を条件にしたのです。どれだけ消費者から期待されている産業であったとしても、その産業が薄利な収益構造であったならば、技術は採用されないし普及もしないからです。 以上の5つを満たしていたのが唯一「化粧品産業」だったのです。これが、私が化粧品で事業を始めた理由です。 ・・ close

どうして化粧品に決めたのか？