「オールインワンゲルなら手軽にスキンケアができる」と思い使い始めたものの、肌トラブルに悩まされている人もいるのではないでしょうか。 肌トラブルがおきると「手軽だからケアが行き届かなかったのではないか」や「やっぱり手間をかけないとダメ」など、化粧品や手間が原因だと思いがちです。 …… more   しかし実は、間違ったスキンケアによって肌トラブルが引きおこされている可能性も高いのです。   今回は、オールインワンゲルを使っている人が感じやすい「よくあるトラブル」の中から「肌トラブル」を例に挙げて解決方法を紹介します。   お肌がべたついて毛穴が詰まってしまった 毛穴が詰まってしまうと、ニキビや炎症がおきてしまうことがあります。   ニキビや吹き出物は、見た目だけでなく痛みも感じるため、肌トラブルの中でもとくに避けたいものです。   オールインワンゲルを使い始めてから毛穴の詰まりが気になるようになったのならば、ゲルの量が多すぎることが原因かもしれません。   乳液やクリームを使って、しっかりと保湿ケアをしていた人がオールインワンゲル1本のスキンケアに乗り換えると、十分なしっとり感を得るために必要以上の量をお肌にのせてしまう傾向があるのです。   オールインワンゲルは、乳液やクリームよりもサラッとした感触のため、使い慣れるまではたっぷり使わないと物足りないと感じるかもしれません。   しかし、オールインワンゲルの中には保湿成分がしっかりと配合されています。   必要以上のオールインワンゲルを使ってしまうと、必要以上の油分が肌表面にかぶさるため、毛穴がふさがり詰まってしまうのです。   オールインワンゲルを使った直後に「べたついている」と感じている場合は、量が多すぎている可能性があります。   商品によって「適量」は若干違いがありますが、一般的に適量は500円玉程度の大きさといわれています。   1か所に集中的にこすりこむのではなく、手のひらに広げたゲルを圧迫するようにのせていくことで、まんべんなく広げることができるでしょう。   お肌の色が濃くなった（赤くなった） オールインワンゲルを使い始めて、徐々にお肌の色が濃くなってきたと感じる場合は、原因が2種類考えられます。   一つ目の原因は「こすり過ぎ」です。   オールインワンゲルの正しい使い方は、手のひらに適量をとり、お肌に圧迫する感覚でのせていく方法です。   しかし、中にはコットンやティッシュにオールインワンゲルを浸み込ませ、お肌にこすりつけるようにして使っている人もいるようです。   化粧水の一部商品は、コットンに十分に含ませてパックする感覚でお肌にのせていくものもあります。   しかし、オールインワンゲルは化粧水よりもとろみがあるため、コットンよりも手のひらを使った方が効率的に広げることができるでしょう。   また、コットンに浸み込ませてしまうと、コットンにオールインワンゲルの大部分が吸収されてしまうため、使う量が増えがちです。   一般的にオールインワンゲル1本の量は、1カ月程度は使えるようになっていますが、コットンに浸み込ませてしまうと、大幅に使える期間が短くなってしまうのです。   コットンやティッシュを使ってオールインワンゲルをお肌にのせる方法は、摩擦の力が大きいためお肌はダメージを受けて赤くなってしまいます。   さらに赤くなったお肌を継続的にこすり続けると、色素沈着をおこしてしまう可能性もあるのです。   二つ目の原因は、使っているオールインワンゲルの成分の中にお肌に合わないものが含まれている可能性です。   オールインワンゲルをお肌にのせた直後から、赤みや痛みが気になったときには、使用をすぐに中断しましょう。   オールインワンゲルに限らず、化粧品や医薬品には添加物が使われています。   人によっては、添加物が刺激に感じられることもあるのです。   現在、販売されているオールインワンゲルの中には、無添加商品も増えています。   刺激として感じられる可能性がある防腐剤や香料、着色料などの添加物を使っていない商品に切り替えてみるといいでしょう。   使用を中断したオールインワンゲルは、顔や敏感な肌部分に使うことは避けたほうがいいのですが、かかとパックなどに使う方法もあります。   目立たない部分で反応をみてから、問題ないようであればお風呂上がりのかかとパックに使ってみてはいかがでしょうか。   乾燥肌になってしまった オールインワンゲルを使い始めて「乾燥」が気になる人は多いようです。   とくに、化粧水と乳液以外にクリームでしっかりと保湿していた人は、その差を強く感じます。   オールインワンゲルは、1本で化粧水と乳液とクリームの役割を果たせるスキンケア化粧品ですが、どの役割もまんべんなく果たすため、どれか一つの役割に注目してしまうと「足りない」と思われることも多いのです。   お肌の状態は個人差がとても大きいため、まんべんなく効果を網羅しているオールインワンゲルでは補いきれない部分もあるかもしれません。   そんなときには、オールインワンゲルにスキンケア化粧品をプラスして併用することをおすすめします。   乾燥が気になる人は、オールインワンゲルを使った後に保湿クリームをプラスすると保湿力が高まります。   お気に入りの保湿美容液がある人は、美容液とオールインワンゲルを併用してもいいでしょう。   ただ、美容液と併用するときには一つ注意点があります。   それは、使う順番です。   オールインワンゲルは、1本でクリームまでの役割を果たしてしまうため、お肌の表面に膜を作ります。   そのため、オールインワンゲルをのせてから美容液をのせても膜が邪魔して、美容液がお肌に届かないのです。   美容液と併用するときには、美容液をのせた後にオールインワンゲルをのせるようにしましょう。   新しいスキンケア化粧品を使い始めてから肌トラブルがおきると、つい化粧品が原因でトラブルがおきたと思いがちです。   しかし意外と間違った使い方が原因でトラブルがおきていることもあります。   新しいオールインワンゲルを使うときには、しっかりと使い方や量の表示を読み、正しい使い方で試してみましょう。   化粧品は、話題の化粧品であっても使う人によって感じ方に違いがあります。   肌にのせたときに違和感や痛みを感じたときには、直ちに使用を中断し必要に応じて医療機関を受診するようにしましょう。     今回の記事も最後までお読みくださりありがとうございました。 こちらの記事がよく読まれています。 SK2を安く買う方法、SK2と似た成分の化粧水を調べてみた     close

オールインワンゲルを使っている人の「よくある肌トラブル」の解決方法