オールインワンゲルは、手軽にスキンケアできる化粧品として注目を浴びています。   しかし一方で「1本の効果が高いだけに、さまざまな成分が含まれていて心配」という声も聞かれます。   今回は、オールインワンゲルによく使われている成分を挙げ、それぞれのメリットとデ…… more メリットについてお話しします。   防腐剤：パラペンやフェノキシエタノール オールインワンゲルはジェル状の液体であるため、空気に触れればほこりやゴミが混じり、開封した直後から劣化は始まります。   水分を多く含むジェルは、オールインワンゲルに限らず「腐ってしまう」デメリットがあるのです。   その腐敗を防ぐために使われる添加物が防腐剤なのです。   一般化粧品には、パラペンやフェノキシエタノールと表示されることもあります。   パラペン（パラオキシ安息香酸エステル）には、たくさんの種類がありますが、容器に表示されるときには「パラペン」と書かれています。   パラペンは、非常に長い期間化粧品や医薬品の防腐剤として使われてきました。   オールインワンゲルは、クリームを入れる容器のよう丸い筒状の容器が一般的です。   そのため、蓋を開ければ空気に触れ雑菌が入ります。   また、オールインワンゲルを取り出すときに、手についていた雑菌も入り込むのです。   雑菌が繁殖し、腐敗が始まってしまうと嫌なにおいが出てしまったり、色が変色してしまったりするため、腐敗を防ぐ防腐剤は大切な役割を果たしているのです。   しかし、パラペンにアレルギーがある人や防腐剤無添加のオールインワンゲルを求める人のために、防腐剤無添加の商品も登場しています。   防腐剤無添加の商品は、極力空気に触れる機会を少なくするために、容器に工夫がしてあります。   蓋を開けて取り出すのではなく、プッシュ容器にすることで空気にも手にも触れずにオールインワンゲルを取り出すことができるのです。   防腐剤に使われているパラペン等は、化粧品基準によって添加される量が決められています。   保湿美容成分：プラセンタ 美容効果や保湿効果を前面に出しているオールインワンゲルには「プラセンタ」と書かれていることがありま す。   プラセンタとは、胎盤からとれる成分でさまざまな栄養が詰まっているといわれています。   しかし「胎盤」はお腹の中で子どもを育て産み落とす「哺乳類」からしかとることはできません。   「哺乳類の胎盤から抽出されたエキス」というイメージを持ってしまい、顔につけることに抵抗を感じる人もいるようです。 そこで最近は、鮭から作られたプラセンタが登場しました。   プラセンタは、胎盤からとられるものなので、魚類である鮭には胎盤はありません。   鮭のイクラが包まれている「周りの膜」から作られたものをプラセンタとよんでいます。   表示には「プラセンタ」と書かれていても、実際に使われているプラセンタが動物の胎盤から作られているのか、魚から作られているのかによって、多少効果は違うと考えられます。   自分の好みのプラセンタを選んでみても楽しいのではないでしょうか。   プラセンタは、胎盤に含まれていたアミノ酸を豊富に含んでいます。   アミノ酸は、美肌にも保湿にもメリットがあるといわれています。   保湿成分：パラフィンやワセリン オールインワンゲルは、水分が多めでさっぱりとした使い心地が特徴ですが、乳液やクリームのような保湿効果を出すために、油分が添加されています。   オールインワンゲルに使われている油分は、パラフィンやワセリンが多いのではないでしょうか。   パラフィンもワセリンも化粧品に限らず、医薬品にも良く使われている「鉱物油」です。   鉱物油とは、石油を原料にして精製されたオイルをいい、オリーブオイルや馬油のような天然オイルとは違います。   「鉱物油の原料が石油」と聞くと、天然オイルの方が肌にいいと感じる人もいるのではないでしょうか。   たしかに、オイルの成分だけに注目すれば、天然オイルの方がオレイン酸などの成分が含まれています。   しかし、鉱物油は天然オイルよりもコストが抑えられるメリットがあります。   また、天然オイルよりも劣化しにくいメリットもあるのです。   オールインワンゲルは、さまざまな効果を持っているにもかかわらず、意外と一般的な化粧品に使われている成分で構成されています。   カタカナ表記の成分がたくさん並んでいると「添加物が多い」と感じてしまいますが、カタカナ表記の正体を自分の目で確かめ、安心して使えるオールインワンゲルを探してみてはいかがでしょうか。     今回の記事も最後までお読みくださりありがとうございました。 こちらの記事がよく読まれています。 SK2を安く買う方法、SK2と似た成分の化粧水を調べてみた     close

ココ注目！オールインワンゲルで注目したい成分！それぞれのメリットとデメリット