コスメとメイクを愛するみなさま、こんにちは。 室長のすこみみです。   立体小顔をつくるメイクとして コントゥアリングがようやく日本でも定着しつつあります。   ところがすでに海外では、その次をいく小顔メイクが 一昨年くらい前から流行しているのをご存知でしょう…… more か。   それは”ストロビング”という、ハイライトを使った小顔メイクテクニック。   実はこのストロビング、 使うコスメもメイク方法もハイライトだけなのでシンプル。 だからコントゥアリングよりも日常のメイクに取り入れやすいものなんです。   今回は“ストロビング”が流行した経緯からその方法、 おすすめのコスメと動画まで、たっぷりご紹介します。     ストロビングとは 関連記事：シェーディングとハイライト、あなたの顔立ちならどちら？ ストロビングとはその名の通り、 光の当たる角度によって、ストロボがあたったかのような艶が現れるメイクです。   その艶はオイリーなものではなく、パールのきいた艶。 パールの入ったハイライトクリームだけを使って 高さを出したいところに艶を与えます。   コントゥアリングが影色のクリームやパウダーのシェーディングと 明るい色のハイライトクリームやパウダーの両方を使うことで 輪郭を浮き立たせるのに対し、 ストロビングでは、高い部分にしっかり艶を与えるだけ。 シェーディングやブロンジングはいっさい使いません。 しかしハイライトをしっかり入れた結果、 光が当たった時に影になる部分がはっきりし、そのことによって輪郭が浮き立つのです。   ストロビング流行のいきさつ ストロビングがコントゥアリングに続いて海外でメジャーになってきたのは2015年頃。 海外セレブを中心にどんどんみられるようになってきました。 もちろん、その第一人者といってよいのはこの方。   Kim Kardashian Westさん(@kimkardashian)がシェアした投稿 – 2015 9月 18 12:01午後 PDT Photo: Instagram/Kim Kardashian そう、キム・カーダシアンです。 この春、自身のコスメブランドを立ち上げ、 ハイライトやシェーディング用のコスメがあっという間に売り切れたことでも話題です。   コントゥアリングがそうだったように、 日本にこうしたメイクの流行が入ってくるのは少し遅いので、 ストロビングについても今年になってようやくじわじわと広まり、 コスメも増えてきた感じです。   世界的に言えばやや遅い感じですが、 日本では今まさに旬のメイクといってよいでしょう。   ストロビングに使うコスメとその方法 ストロビングがどんなものかおわかりいただいたところで、 いよいよその方法を見てみましょう。 ストロビングに使うコスメやツール ストロビングに使うアイテムはあまり多くありません。 コントゥアリングに比べるとずいぶんコスパがよいといっていいでしょう。 ハイライター（クリーム/スティック/パウダー） 使うファンデーションや欲しい艶の程度などによって、 アイテムを単品もしくは複数使います。 どちらかというと、よりしっとりつやつやになじませることができる クリームが最も向いているのではないかと思います。 スティックタイプはクリームに近く、さらにしっかり光らせることができるので つける場所に合わせて使い分けても良いのでは。 ハイライターブラシ、ビューティブレンダーなどのメイクスポンジ 写真は私の持っているハイライト用ブラシの一部です。 パウダータイプであれば、小さめのファンブラシ（画像下）や 毛足が長くてふわふわのハイライターブラシ（画像上）があったほうが 艶を生み出しやすいのでぜひおすすめしたいですね。 ストロビングに向くハイライターの色 ベージュ系、ゴールド系、ホワイト系、ピンク系、イエロー系、コッパー系など、 ハイライターにはいろいろな色味があります。   特にこれ、と決まってはいませんが、私の経験でいうと しっとりと肌に馴染みやすいクリーム系はあまり色を選びませんが、 パウダー系は、質感のためか、肌から浮いて見えるものもあるので注意が必要です。   ブルべでとても色白な欧米のYouTuberさんの真似をして買った かなり明るいピンク系パウダーハイライターは、 イエベ明るめ～標準色の私の肌につけると どんなに丁寧にブラシを往復させても浮いて見え、 反対に肌より明るめのベージュ系や淡いピーチ系、ローズゴールド系はきれいに馴染みました。   いろいろ試して自分の肌色に合うものを選びましょう。 ストロビングの方法 ハイライトを入れる場所 この記事の最初の写真で見てみると、入れる場所はこんな感じ。 額 両眉骨の下（写真のように上にも仕込むことあり） 両頬 目頭 鼻筋 キューピッド弓（唇の山の部分） 顎先（唇の下） 鼻筋以外は骨格的にもともと高いところをさらに目立たせるわけですから、 あまり悩まないでよいと思います。   また、鼻筋についてはあまり長くのせるより、 両目の内側のやや低めの部分と鼻の先とに分けるほうが かわいらしくて自然に見えるので私的におすすめです。 肌にのせる順番 クリームタイプとパウダータイプとで異なります。   クリームタイプは下地の後、ファンデの前に馴染ませるか、 ファンデの後、パウダーの前に馴染ませます。 最近のクリームハイライターは優秀なので、 艶をもう少し足したい時はファンデの前後の両方で使っても大丈夫だと思います。 指？ブラシ？ クリームタイプであれば指かブラシで優しくのばします。 ブラシは、クリームシャドウに使える平筆（画像下）か、 デュアルタイプで毛がまばらに植わっているもの（画像上）を使って丁寧にのせていきましょう。 パウダータイプであれば、先ほど挙げたブラシを使って 肌に軽くブラシを置いたら左右に動かし、肌を磨くようにつけます。 注意点  保湿はしっかり 乾燥している所にハイライトを入れると目立ちます。しっとりさせれば自然のツヤ感がUP！   クリームタイプをつけるときは時間をかけすぎない 重ねづけに時間をかけすぎると、先につけた分が乾いてしまってヨレやすくなります。   普通のハイライトよりもしっかりめに入れる ストロビングはコントゥアリングと違い、ツヤだけで高さを出すテクニックです。 しっかり入れたほうが高さがより強調され、 そのぶん光が当たった時に影になる部分との差が出て小顔効果が高まります。   ストロビングにおすすめのハイライター 最近はプチプラからデパコスまで、 各ブランドからたくさんのハイライターが出ていますが、 ここでは各タイプから少しずつおすすめのものをご紹介します。 クリームタイプ ストロボクリーム / M・A・C pin 50ml　¥4,860（税込） 全５色 （ピンクライト・ピーチライト・シルバーライト・レッドライト・ゴールドライト） 下地として顔全体にも使え、ストロビングとしてポイントづかいもできます。 柔らかいテクスチャーでのびがよく、とても使いやすいです。 もともとあったピンクに加え、今は全部で5色とバリエーションが増えました。 公式サイトはこちら マスターストロビングクリーム / メイベリンニューヨーク  pin ￥1,200（税抜） 全2色（01ヌード・02ピンク） とうとうメイベリンがストロビング用のコスメを出してくれました。 ヌードはイエベ向き、ピンクはブルべ向き。 ファンデ：商品＝2：1の割合で混ぜて使いますが、 さらにこちらだけを重ねづけしてもOK。 公式サイトはこちら シマリング グロー デュオ / THREE pin ￥4,500（税抜） 全2色（01・02） シェーディングカラーと一緒にコンパクトに入ったクリームハイライト。 私は明るめの01を使っています。 クリームなのですが、肌に乗せるとパウダーのようにサラリと変化します。 公式サイトはこちら ルミナイザー / rms beauty pin ￥4,900（税抜） 肌にとても優しくて自然な光り方をするので大人気のrmsのルミナイザー。 ホワイトパールですが、本当に自然な輝き方をしますし、 まるでスキンケアのような肌ざわりです。 公式サイトはこちら スティックタイプ フレッシュグロウ ハイライティングルミナスペン / バーバリー 引用元：バーバリー公式サイト ￥4,536 全1色（ヌードラディアンス01） バーバリーのコスメは、 バーバリーのコレクション時にバックステージで使用されるもの。 こちらのハイライトスティックもストロビングに使われています。 どんな肌色の人にも合うニュートラルなベージュゴールドで、細身で使いやすいスティックです。 公式サイトはこちら マスターストロビングスティック / メイベリンニューヨーク pin ￥1,000 全2色（01ヌード・02ピンク メイベリンはスティックタイプも同時に出しました。 色展開もクリームと同じなので、 例えばファンデの前にクリームを使い（ファンデと混ぜても〇）、 そのあとでさらに光らせるのにこちらを使ってもよいと思います。 公式サイトはこちら ハイライトスティック / セザンヌ pin ￥600(税抜) 全1色（パール入りホワイト） セザンヌのハイライト・シェーディングスティックは 安いのに優秀だと大人気。 はじめてストロビングを試す方は プチプラのこちらから気軽に始めてみてもよいと思います。 公式サイトはこちら パウダータイプ エクストラ ディメンション スキンフィニッシュ / M・A・C pin ¥4,860（税込） 全7色（ブロンザー寄りの色もあり） ハイライト用のパウダーがたくさんあるMACですが、 このパウダーの濡れたようなツヤは特別すばらしい！ 明らかにパウダーなのですが、クリームのようにしっとりした感じなのです。 私の一押しカラーはシルバーの輝きを持つベージュ「ダブル クリーム」。 誰にでもぴったりくる色だと思います。 M・A・Cはほかにも ミネラライズスキンフィニッシュ　ソフト＆ジェントル ミネラライズスキンフィニッシュ　ライトスカペード がおすすめです（どれもよくて選べません！）。 公式サイトはこちら シンディー ルーマナイザー / The Balm pin ￥2,400（税抜） パッケージがどれもかわいい、The Balmのコスメ。 アイシャドウにも使えるハイライターの「ルーマナイザー」は 他にも「メアリー」「ベティー」があり、 私はベージュゴールド系の「メアリー」を持っています。 こちらの「シンディー」はピーチピンクで ストロビングにもよく合う色だと思います。 公式サイトはこちら   たくさんあって紹介しきれませんが、 ほかにも、とくに海外コスメにはハイライターがたくさん。 セフォラで扱っているハイライターならこちらもご覧くださいね。   ストロビングがよくわかるおすすめメイク動画 それではストロビングのおすすめ動画をご紹介します。 コントゥアリング大好きで有名なNikkie Tutorialsのストロビング動画 室長が大好きなYouTuber、NikkieTutorialsさんの動画です。 普段は必ずコントゥアリングを施す彼女ですが、 この動画ではパウダーハイライトだけ入れています。 （彼女はパウダーハイライトが大好き！） ブラシづかいがとても参考になると思います。 コントゥアリングやハイライトについては、 彼女のおすすめコスメやブラシをかなり買ってしまいました。 今回の動画で使用しているBECCAのハイライターは、彼女の大好きなもの。 （目頭だけThe Balmのメアリールーマナイザーを混ぜているようです） 種類もたくさんたくさんあるので、↑で貼ったsephoraのリンクから見てみてくださいね。 （今回のChanpain popという色は、同じくYoutuberのJaclyn Hillコラボの限定色でした） アジア系YouTuber、Tina Yongのチュートリアル動画 この方の動画も私はよく参考にしています。 アジア系のYouTuber、Tina Yongさんのストロビングチュートリアルです。 コントゥアリングの動画もよく引用されていますよね。 この動画では、ファンデ・コンシーラーにもハイライターを混ぜているのがポイント。 まずリキッドファンデにM・A・Cのストロボクリームと アルマーニのリキッドハイライターを混ぜ込んで使い、 さらにコンシーラーでもM・A・Cのプロロングウェアコンシーラーにも同様に混ぜて、 ベース自体をつやつやに仕上げています。 そのうえでM・A・Cのミネラライズスキンフィニッシュでハイライトを入れています。 クリームハイライターでストロビング、IAMHOPE Pのチュートリアル IAMHOPE Pさんの動画もこのブログではこれまでご紹介してきていますね。 彼女もストロビングよりもコントゥアリングが好きなようですが、 ここではクリームハイライターを使ったストロビングを教えてくれています。 この方はだいたい流行のメイクについてよく説明してくださるので、 とても分かりやすいと思います。 動画で使っていたのはNYXのBORN TO GLOWというリキッドイルミネーター。 乾きが早いのでつけたらすぐになじませる、というポイントは参考になりますよね。   まとめ 2017夏おすすめ化粧下地はツヤ肌・毛穴レス？評判（口コミ）は？ ストロビングにぴったりなツヤ肌を作る下地はこちらの記事で特集しています 海外で流行の始まった小顔メイク術「ストロビング」をご紹介しました。 ハイライトとシェーディングで作るコントゥアリングと異なり、ストロビングはハイライトだけで作ります。 ハイライトをしっかり使うことで光を当てた時に影もでき、それによってメリハリが生まれるというメイクです。 クリーム・スティック・パウダーを使い分けて作りますが、ツヤ重視のメイクなので、クリームやスティックを上手に使うのがおすすめです。 いかがでしたか。 シェーディングを駆使したコントゥアリングをしていると、 もっとシンプルなメイクをしたくなることがあります。 そんなときにストロビングはぴったりです。   光がまぶしく、服装も軽い夏の季節、 反対に、冬の白一色のファッションなどにも ストロビングはしっくりくると思います。   ぜひ一度お試しくださいね。   美肌を作り上げるメイクに関する情報はこちらのまとめ記事からご覧ください 「もともと肌がキレイな人」に見せる！ベースメイクの情報まとめ シェーディングとハイライトで小顔になる！コントゥアリング情報まとめ close

ハイライトで小顔メイク！海外で流行のストロビングとは？