パンにはガッツリバターを塗る派、あんこです。ジャムもハチミツも多めに塗らないと気が済まないね。きっとこれって体に良くないよなぁ。 化粧品材料でのバターと言えば、シアバターやね。今回は、私がいつも使っているシアバター入りフェイスクリームの基本的なレシピについて、ご紹介します。 &n…… more bsp; 基本のレシピ このクリームのレシピを覚えたら、だいたいどんなクリームでもアレンジして作れるようになります。   材料（出来上がり約100ml分） エマルシファイイングワックス（乳化ワックス）：小さじ1杯（5ml） シアバター：小さじ1杯（5ml） ホホバオイル：小さじ2杯（10ml） キサンタンガム：1/10mlスプーン1杯（一つまみ程度） 水：30ml   材料は50mlくらいなんだけど、クリーマーでふんわりさせるので、倍くらいの体積になります！半分空気（笑）   エマルシファイイングワックス（乳化ワックス） なんかえらい長いカタカナ名やね。ヤシ油やパーム核油などの植物油を原料として作られる、乳化剤です。 クリームを作るときは、乳化ワックスなど乳化できるものを入れないと、水と油が混ざらないのでこれを入れます。 乳化させるものとしては、このエマルシファイイングワックス以外にもいろいろとありますね。大豆から作られるレシチンとか、オリーブ油から作られるオリーブ乳化ワックスなんかもあります。 が、レシチンは温度とか割合とかめちゃくちゃ難しい・・・ものすごく失敗したので、もう二度とやらない。   このエマルシファイイングワックスは、だいたいこれくらいかなーってくらいでも失敗が少ないから良いよね。 あんこ ズボラな私にピッタリ   しかも、クリームを作るときに使う乳化剤としては、一番安いんと違うかな？そこも気に入ってます。   シアバター シアの木の種から採るバターです。いろいろなメーカーのハンドクリームなんかに入ってるから、みんな知ってると思うけどね。 保湿効果や肌を柔らかくする、シワ・シミを防ぐ効果なんかがあります。 ちょっとこれだけ塗ると、べたつくと思う。私はこれだけ塗るの好きじゃないんだよね。ものすごい乾燥肌のくせして、ガッツリ保湿してます！っていうベタつきが嫌なんよね。 なので、今回のクリームも5mlだけね。10mlも入れると、ベタベタする。ベタベタするのでも大丈夫なら、シアバターを10ml・ホホバオイルを5mlにしても良いと思います。   シアバターには精製した白いものと、未精製のクリーム色のものがあります。未精製の方が栄養ありそうやけど、ちょっと高くなりますね。そして少しにおいもするね。アーモンドっぽいにおいかな？ 今回は精製シアバターを使いました。   ＞＞シアバターを使った激乾燥肌用ボディオイルの作り方 ＞＞シアバターを使ったハチミツリップクリームの作り方   ホホバオイル ホホバという木の種から採るオイルですが、正確にはワックスなので、酸化しにくいです。悪くなりにくいってことね。 サラッとしてるので、いろいろと化粧品を作るには使いやすいから気に入ってます。 あんこ ちょっと他のオイルより高めやけどね。   しかし、冬の寒い時期にはカチカチに固まるときもあるね。本来のワックスの形に戻る。まあ、ちょっとお湯に浸けたら、液体になるんやけどね。一度固まったものを温めて液体に戻しても、品質は落ちないです。 うちは大阪なので、ほんとに寒い時期しか固まらないけど、もっと寒い地方に住んでる方のおうちでは固まりやすくなるのかしら？   今回は精製した無色透明のホホバオイルを使いました。真っ白なクリームにしたかったしね。 もちろん未精製のゴールデンホホバオイルを使っても、問題なく作れます。   ＞＞ホホバオイルを使ったベタベタしないハンドクリームもどきの作り方 ＞＞ホホバオイルを使った子供の乾燥肌用オイルの作り方   キサンタンガム トウモロコシなどのデンプンから作られる多糖類で、天然の増粘剤です。 このキサンタンガムはグリセリンと一緒に使うと、ジェルっぽくなりますが、クリームを作るときにほんのちょっと入れておくと、クリーム状にした状態を保つ働きがあります。 ほっといたら、せっかくホイップしたものがしなーっとなってくると悲しいので、そうならんように入れてます。まあ、多少しなっとしても気にならないなら、別に入れなくても構いません。 でも、せっかくあるから一つまみ程度入れてます。   水 水に関しては、ドラッグストアで精製水を買ってきて入れても良いし、水道水を一度沸かしたものを使っても良いです。 私は、水道水を浄水器にかけたものを使ってます。浄水器って言っても、普通のやつね。ほぼ水道水やわ。でも問題ないので、気にしてません。 が、ちょっとやっぱり気になるわーってあなたはドラッグストアで精製水買ってきてくださいね。   道具 電子レンジに入れても大丈夫な耐熱容器 材料を計るスプーン 混ぜる棒とか 電動クリーマー クリームを入れる容器   クリーム作りには電動クリーマーがないと、全然うまく作れません。もう、ほんまにあかん。なので、これは用意していただきたいですね。 私は近所の100均で買いました。本気のクリーマーなんか高いし、買わないけど、100円やったら買う価値あるので、おすすめします。 これは本気のやつ↓ 【ハリオ】 クリーマー・Z CZ-1 (CZ1)   あんこ 安いやつは楽天になかったけど、お近くの100均で探してみてね！   ちなみにクリームを入れる容器はこちらのショップのもの使ってます   作り方 ①　耐熱容器にエマルシファイイングワックス（乳化ワックス）を小さじ半分（2.5ml）入れる。   ②　シアバターを小さじ1杯（5ml）入れる。うまいこと計れないから、適当な量になってるけど、大丈夫です。   ③　ホホバオイルを小さじ２杯（10ml）入れる。   ④　キサンタンガムを1/10mlスプーン１杯入れる。こんな小さなスプーンがなかったら、だいたい一つまみ。これもアバウトで大丈夫です。入れなくても別に問題ない材料なので。   ⑤　水をまず小さじ１杯（5ml）だけ入れる。   本来は水は一度沸かして、そこそこ温かいお湯を使うのですが、沸かしてそこそこ温かい温度まで下げておくのがめんどくさい。 なので、その手順を省くために、最初に5mlだけ他の材料と一緒にレンジにかけます。   ⑥　電子レンジ500ｗで1分間加熱する。１分間したものがこちら↓まだ、乳化ワックスのツブツブが残ってる。   ⑦　もう一度500wで1分間加熱する。今度は溶けてるので、電動クリーマーで１分ほど混ぜる。 ※　溶けてなければ、もう一度1分間加熱する。 ここでしっかり混ぜることが成功のヒケツですね。ここでゆるくしか混ざってないと、キレイにホイップしません。   ⑧　水を小さじ1杯（5ml）入れたら、クリーマーで混ぜる。を５回繰り返して、水を合計で25ml入れる。 もしここで、分離したり固まってきたり、ツブツブが出るようなら、加熱不足です。途中でも、電子レンジに入れて30秒加熱してください。   オプション 基本のクリームに入れるとより良いクリームができる！というものをご紹介します。   １．天然の防腐剤を入れる 水が半分ほど入っているクリームなので、ちょっと腐りやすくはありますね。まあ、腐る前に使い切れればええねんけどね。 そうもいかないときには、天然の防腐剤を入れます。今回はラディッシュエクストラクトを入れました。   ラディッシュエクストラクト 大根を発酵させて作る、天然防腐剤です。作った化粧品の２～４％ほど入れておくと、冷蔵庫保存で半年くらいまでOKになります。 私はこちらのショップで買いました。   天然防腐剤にはいろんなのが出てます。グレープフルーツの種から作るグレープフルーツシードエクストラクトの方が安いんやけど、こっちはキサンタンガム、ヒアルロン酸、ハーブの抽出液などと一緒に使うと分離するときがあります。 今回はキサンタンガム入れてるので、ちょっと高いけどラディッシュエクストラクトを使いました。   【材料】 ラディッシュエクストラクト：小さじ1/2杯（2.5ml）   【作り方】 上の作り方で、⑧の後のクリーム状になったところで、ラディッシュエクストラクト小さじ半分を入れる。   ２．精油を入れて香りを付ける 基本のクリームだと、全然なんの香りもしない・・・つまんないね。   【材料】 精油：合計8滴 今回は、香りも肌にも良い精油を入れてみました。 真正ラベンダー：3滴 カモミール・ローマン：3滴 オレンジスイート：2滴 真正ラベンダーは肌が荒れているときや、かゆみがあるときに効果があります。   カモミール・ローマンは、乾燥肌や敏感肌に効きますね。   オレンジスイートは、血行を良くして老廃物を出します。   【作り方】 上の作り方で、⑧の後のクリーム状になったところで、精油を加えて混ぜる。   使い方と注意点 では基本のフェイスクリームの使い方なんかについても、お話ししておきましょう。   基本フェイスクリームの効果と使い方 シアバターやホホバオイルを入れているので、保湿力は十分あると思います。洗顔後、化粧水を付けた後に適量塗ってください。 体に塗っても良いですね。また、精油を入れたものは、良い香りもするので気分も良いような気がする。 ハンドクリームやヘアクリームとしても使えますよ！ あんこ ていうか、万能クリームよね   注意点 保管の注意点としては、防腐剤のラディッシュエクストラクトなどを入れない場合は、冷暗所保存で2ヵ月を目安に使い切りましょう。 その前でも、何か色がおかしかったり、変な臭いがするときは悪くなってるから、使うのやめましょうね！ 顔だけじゃ使い切れなさそうだったら、体とかにも使ってみてください。 ラディッシュエクストラクトを入れたときは、冷蔵庫に保管すると半年くらいは持ちます。が、冷蔵庫に入れると、キンキンに冷えたクリームになるのが嫌なので、冷蔵庫には入れんと３か月くらいで使うようにしてます。   使用上の注意点は、アレルギーなんかで肌に合わないときもありますからね。初めて使うときは、少量ずつ大丈夫かどうか確認しながら使いましょう。   １個にかかる費用 じゃ、今回のフェイスクリームにかかる費用を計算してみましょう。   防腐剤と精油も入れたフェイスクリームの材料費 エマルシファイイングワックス（乳化ワックス）：小さじ1杯（5ml）➡28.5円 シアバター：小さじ1杯（5ml）➡22.5円 ホホバオイル：小さじ2杯（10ml）➡70円 キサンタンガム：1/10mlスプーン1杯➡1.5円 水：30ml➡0円 ラディッシュエクストラクト：小さじ1/2杯（2.5ml）➡64円 精油：真正ラベンダー3滴+カモミール・ローマン3滴+オレンジスイート2滴➡36円   合計　222.5円 ちょっと防腐剤のラディッシュエクストラクトが高いね。さっさと使えるんやったら入れんでも良いかもしれんね。   まとめ ものすごく生クリームっぽいクリームができたね、間違って食べそうな感じやわ。 息子きなこ 小さいお子様には気を付けてね！   塗った瞬間はちょっとベタつくかなと思うんやけど、しばらくするとしっとりに変わるね。冬には良いくらいやと思いますが、夏はちょっと重いかな？ 夏はシアバター無しで、他のサラッとしたオイルに替えるのも良いと思いますね、ココナッツオイルとかね。   ガッツリこのクリームを塗って、レンジでチンした蒸しタオルを上から乗せて、ホットパックにしてもなかなか良いですよ。乾燥しすぎて化粧のノリが悪いときとか、やると良いですね。 お風呂でやると、レンジで温めなくてもお湯で濡らしたタオルでできるから、より楽やね。どんだけズボラやねんって感じやけども。   Copyright © 2017 化粧品と入浴剤を手作りする～手抜きおかんあんこの日記 All Rights Reserved. close

ふわふわとろける！シアバターのフェイスクリームの作り方