保湿効果のある成分はたくさんありますが、その中でも多いのが、肌が本来持っている成分です。 美容液や化粧水でお馴染みのヒアルロン酸やコラーゲン、セラミドも、元々は肌の角質層に存在する、肌本来の保湿成分です。 そんな様々な保湿成分の中でも、昔からハンドクリームなどに使わ…… more れてきたのが尿素です。 スポンサードリンク   尿素というと、ガーデニングをする人なら、植物の肥料として認識しているかもしれませんし、いわゆる排泄物である尿に含まれている成分として知っている人も多いかもしれません。 確かに尿素はガーデニングの肥料や、尿に含まれている成分でもありますが、それと同時にヒアルロン酸やコラーゲン同様、角質層に存在する肌本来の保湿成分の一つでもあります。 そんな安価で入手できて優れた保湿効果を発揮する、尿素についてご説明していきます。   肌本来の保湿成分だからこその安全性 尿素は元々、肌が本来持っている保湿成分の一つです。 肌の一番表面には皮脂、その下に角質層があり、角質層には肌の潤いを保つ大切な役割を果たす、天然保湿因子ことNMFが存在します。 天然保湿因子（NMF）は、化粧水や美容液でもお馴染みの成分で、アミノ酸やPCA-Naなどが有名です。 尿素もそんな天然保湿因子の一つで、水分を引き寄せて皮脂と共に肌のバリアを作る役割を果たしています。 このため、尿素は昔からハンドクリームやボディークリームに多く使用されており、日々何度も水や外気、洗剤に晒される手肌の潤いを守るのに、優れた効果を発揮してきました。 また、肌が持つ天然保湿因子だけに、安全性も高く、安心して使用し続けることができるのも魅力です。   手造り化粧水で一躍人気成分になった尿素 尿素が顔用のスキンケアに効果のある成分として知名度が上がったのは、今から約17、18年程前に、健康雑誌で紹介された医師監修の手作り化粧水が一因です。 それまでは肌本来の保湿成分の一つでありながら、医療用やハンドクリームなどのボディケア製品に配合されてきた尿素ですが、その化粧水は肥料用の尿素とグリセリン、水道水のみで作るのに、驚くほどスキンケア効果のあるものとして、有名人も愛用している人がいるほどでした。 この手作り化粧水をきっかけに、市販の尿素配合の顔用の化粧品も格段に数が増えました。 尿素やグリセリンだけでなく、ヒアルロン酸を加えたものなど、さらに保湿成分をプラスして、より保湿効果をアップさせたものも登場したことから、さらっとしていてもしっかり保湿できる成分として、フェイスケア用の乳液やクリームなどの化粧水以外のアイテムも増え、100円ショップでもみかけることがあるほど身近な存在になりました。   尿素配合のスキンケアアイテムを使ってみる 尿素配合のスキンケアアイテムには、主に手足や体用のボディー用と、顔のスキンケア用があります。 どちらも同じ尿素配合ですが、顔は体の皮膚よりも肌が薄くデリケートなので、必ずそれぞれの使用目的に合ったものを選ぶことが大切です。 比較的肌質を問わず、誰でも使いやすい尿素配合のスキンケアアイテムは、ハンドクリームやボディークリームです。 毎日何度も水や洗剤にさらされる手は、知らず知らずのうちにカサカサして白く粉を吹いていたり、シワシワして乾燥してしまいがちです。 尿素は外部からの水分を取り込んでバリア機能を作る働きをするので、そんな潤いを逃しやすい手のスキンケアにはとても効果があります。 また、お手入れをしないとガサガサになる人も多い足の裏のかかとや指先、古い角質が溜まって厚くなりがちな膝のケアにも、尿素配合のスキンケアアイテムは効果を発揮します。 尿素配合のクリームや化粧水を毎朝、服を着替える前に気になる部分に塗るだけで、少しずつ気になる踵のごわつきや膝の角質を改善していくことができます。 勿論、体だけでなく、顔に使用できる尿素配合のアイテムもたくさんあるので、顔の角質が気になる人や、潤い不足の人は試してみましょう。 尿素入りお勧めアイテム 入手しやすいアイテムとしては、ボディー用には資生堂の尿素10％ボディクリーム（120ｇ 810円税込）や、アロヴィヴィの尿素＆ヒアルロン酸全身ローション（500ｍｌ 570円税別）が手ごろでお勧めです。 しっかり顔のお手入れに尿素をライン使いしたい人や、敏感肌の人には、天使の美肌水がお勧めです。シンプルに尿素とグリセリンのみの処方のさっぱりタイフ゜としっとりタイプ（各310ｍｌ 680円税別）、ヒアルロン酸を配合した超しっとりタイプ（310ｍｌ 760円税別）の三種類の化粧水があるだけでなく、たっぷり使える乳液（210ｍｌ 1,260円税別）やクリーム（80ｇ 880円税別）、メイク落とし（150ｇ 940円税別）、洗顔フォーム（120ｇ 740円税別）など、肌に優しいスキンケアアイテムをリーズナブルなお値段で揃えることができます。 他にも石澤研究所の尿素とヒアルロン酸の化粧水（120ｍｌ 1,500円税別）もお勧めです。無香料、ノンパラペンの優しい処方で、洗顔料（100ｇ 1,300円税別）やクリーム（50ｇ 1,800税別）、乳液（100ｍｌ 1,500円税別）、目元クリーム（20ｇ 1,500円税別）とラインで揃っているので、尿素の潤いをしっかり肌に実感することができます。気になる人はぜひチェックしてみましょう。 close

保湿効果抜群！尿素とはどんなもの？