ご報告が遅れましたが、今年のサロンドパルファンでもまた、ゲランのフレグランスコンサルテーションを受けてきました。 事前にお店の方から電話で連絡があり、打診されまして。 ただ、今年は場所がサロンドパルファン内のゲランブースではなく、本館とは離れた「伊勢丹会館」と…… more いう建物内の一室でやるとのこと。 うーん、それだとコンサルの間完全に1対1の空間になるし、香水はほとんど用意されないだろうし、入ったことあるけど会議室みたいなところだし、雰囲気どうなんだろ？と恐々だったのですが・・・ ちょっと建物も古めかしい感じですしね。クリーニング屋さんのすぐ隣の広いお部屋で、そこの真ん中に小さい机と椅子が用意されていて、多少はこうして香水もディスプレイされておりました。  部屋を仕切るタペストリー？みたいなのが飾られていて、一応それはゲランのものだったので、無機質さは多少緩和されていたのですが・・・ それでもやっぱり、1階の華やかな特設ブースで優雅な雰囲気で受けたかったな、というのが本音（笑）。   コンサルの流れは昨年と同様です。 最初にブランドの説明があり、その後に欲しい香りなどのヒアリング＆4つの香調をイメージ化した画像から気に入ったものを選択。 その後は例の磁器製？の白いベルのような形をした香りをしみこませた器具を2つずつ、順番にブラインドで嗅いで、好き・嫌いを回答していく・・・という感じ。 しかしここでもコロナの波が押し寄せていて、私とその器具や香水たちとの間にはアクリル板があって自由には触れられない感じでした。何もかもこんなで、ホント早くコロナ立ち去ってほしいーー。 私は今回、気分が上向きになるような、元気づけてくれるような香りがほしい、とお伝えし、あとはいつもどおり香料の好き・嫌いなどをお話しました（あと、去年選ばれたのがサムサラだったとか）。 それで、私の今の状態だと、爽やかさは求めているけどシトラス単体だと面白みを感じられそうにないから、やはり複雑さは欲しい様子と。 その上で、深みのある香りでパワーをくれるような香りをチョイスしてくださいました。 3つの香りのムエットが用意されて順番に嗅いでいったのですが、今回は1番目の香りが一番気に入りました。 最初のは、クルーエルガーデニアかな？と思ったくらい、白い花のようなパウダリックな香り。けどトップにはスパイシーさがあって、メタリックな硬質な感じと後半のソフトになっていく感じのバランスが面白い香りでした。 2番目に嗅いだのは、キラキラと光輝くような明るい花の蜜を思わせるこっくりとした香り。甘いけど甘ったるすぎず、後味爽やかで好印象。けど、なんとなくもう少しひねりが欲しいかな？ちょっと今の私には素直すぎる印象。 最後に嗅いだのは、頭を急にガツンと殴られたような衝撃を覚えるほどのゲルリナーデたっぷりの香水。おそらく、夜間飛行かシャリマーか？とその場で思いましたが、どっちも長らく嗅いでないので定かではなく・・・ 主張がはっきりしていて、確かにパワフル、でも今の少しテンションダウン気味な身でつけていると、うっかりすると香りに飲み込まれてしまいそうな怖さもありました。それに、これはちょっと会社につけていける香りではないかな・・・と。 ひととおりムエットでクンクンしたのち、ようやく正解発表されました！   1本目　ル スワソントユィット2本目　モン プレシゥー ネクター3本目　シャリマー（香水） 1本目は、てっきりクルーエルガーデニアかと思っていたのだけど違いました！2本目も、アンブランディランかも？と思ってましたがはずれ。3本目も、はっきりすぐにシャリマーと分からなかったわたくし・・・すっかり鼻が鈍っているわ なんとなく、今回はメンズ香水やオーシリーズからもチョイスしてほしかった自分がいて、どれも思い描いていた「元気の源」と比べると甘さが目立つ香りたちで、そこは去年よりも方向性が違って感じたかなぁ。 それでも、私が4つの香調では相変わらずシプレウッディを選んだこと、そして食べ物のヒアリングで、三度の飯よりスイーツが好きと回答したことから、ベースに甘いものが入ってきたのかな？ 確かにどれも、トップにはシトラスがいてフレッシュからのベースが深みのある感じに変化していく香りではありましたが。  ただ、最初に嗅いだ「ル スワソントユィット」は、パリのメゾンゲランのリニューアル記念で誕生した「ゲランそのものを具現化した香り」と聞いて、興味を持ちました。（ちょっとランスタン・ド・ゲランに雰囲気が似てなくもないけど・・・） その後全部肌にのせてみたら、やっぱりシャリマーは暴れ馬すぎて私の手には負えなかったので却下ｗ モンプレシゥーネクターは、悪くはないんだけど今の私が求めている方向での元気づけられる香りではなかった。 で、スワソントユィットは、逆に好きな香りなんだけど香り立ちがちょっと弱め・・・？？ うーん、どうしようかな？と悩んでいましたら、コンサルの最後は、「本館2階のカウンターに案内するように言われているので」と、そこまで連れていかれました。（この日担当された方、普段は伊勢丹の店員さんではないと言っていました） なぜコスメカウンター？？と謎だったんですが、1階の特設ブースは混雑しているからとのこと。 けど、コスメに興味のないわたくし、香水瓶見られないことにこの時点でテンションダダ下がりｗ だって1階のゲランのブースは、こんな素敵だったのに～。   やっぱり私もここのソファ席でゆっくりカウンセリング受けたかった！で、コスメカウンターに行ったはいいけど、私まだこの段階で買うかどうかは答えていなくて。別にそこに香水があるわけではないから、やっぱり何故カウンターに連れていかれたのかは謎。 で、なんとなく、これは買わないと終わらない雰囲気なのかも・・・ と、若干気弱になり（笑）、結局「ル スワソントユィット」を流れで買ってしまいましたーーー。    いい香りだからいいんだけど。でも結構なお値段だし、先日ディプティックのアドベントカレンダーも買ったばかりだし、大丈夫？？と、今後の自分の生活がやや不安に（苦笑）。 しかしこのボックスは、いつ見てもうやうやしく扱いたくはなりますね。   これが、昔のラールエラマティエールのようなパフパフ付きだったら買うのやめてたと思うわ。あれ、見た目は可愛いけど香水すごいつけにくいので スワソントユィット＝フランス語の「６８」なのですね。イタリア語やってて、それも数字覚えるの大変なんだけど、フランス語は桁が大きくなると例えば80のことを「はちじゅう」とは呼ばず、「40が2個」とか呼ぶって聞いてて、ややこしそうだなとずっと思ってます そしてこれも、全然名前覚えられなかったから、おねーさんと一緒に呼ぶ練習もしましたｗ   この香りの気に入った点は、カルダモンのクールなスパイスがパッと出だしで香り出したあと、結局なんの香りなんだか分からないけど、全体的にニュアンスがあっていい香り、というミステリアスさがあるところ。 冷たいようであったかいようで、影があるようで光のようで・・・ 訊いたら、ローズやイモーテルなどの花も入ってるそうなんですが、ローズローズしてないからさりげなさが続くのかも？ ベースはベンゾインやヘリオトロープでややパウダリーな甘さに。 最初に嗅いだ時、頭の中に「純白」なさらさらしたものを思い描いたのですが、実際この香りのモチーフになったメゾンゲランの建物が白いと聞いて、当たらずとも遠からずだったんだなと納得 ボトル裏面には、そのメゾンゲランの建物の図が描かれています。   今回は香水より何より、そのメゾンゲランというパリ本店には、スパがあってカフェもあって紅茶が売られてて、単独の香粧品ブランドとしては世界最大級の面積・規模を誇ると聞いて、とにかくその建物自体を見たい！行きたい！と思っちゃったのでした はー、パリなんて次一体いつ行けるんでしょうね？？！ 去年の今頃はまだ、1年後の未来がこんなことになってるなんて、誰も思ってなかったんだよな～と、しみじみ考えてしまった。 そんな、今は行けないパリを思って・・・そして香水業界へのエールも込めて・・・私もこの香りで、癒されつつちゃんとしよう！って気分になれるし、まぁ結果オーライかな？ しかも、先日初めて会社にこれつけて行ったら、隣の席の子が「いつもと違う高級な香りがするー！それ好き！」と言ってくれたので、肌には合ってるんだなと安心できましたし   正直、去年のサムサラパルファンとの出会いほどの衝撃は今回のコンサルテーションではなかったのですが、これもご縁ということで、ルスワソントユィット、大事に使っていければと思っております で、おまけは、コスメカウンターだからなのか、基礎化粧品がメインでした～。   ちょっとだけ香水のサンプルもありましたが。 海外ブランドの基礎化粧品って普段使うことがないし、今のこの弱ってる肌に合うのか気になりますが、せっかくもらったのでそのうち試してみようと思います。 けど・・・やっぱり香水のサンプルの方が嬉しいけどね（笑）。   なぜか、ランコムのシートマスクもくれました！これは、伊勢丹からの購入特典だったようです。   私が今回、香水買ってもいいかな～って思ったのは、購入特典が素敵なルームスプレー（100ｍｌ）だったからなのですが・・・ お会計時にもそれの話にならなくて、あれれ？と思って訊いてみたら、なんと！そのルームスプレーももう終了しちゃったと！えーーーー！！！それを楽しみにしていたのに！！ ・・・ということで、わたくしまたまたキャンドルが増えましたｗｗ  サロンドパルファンはこれから各地にまわるし、そっちで買った方のが、ルームスプレーの競争率は低かったのかなぁ～？ あとでサロンドパルファンのサイトもう一回見たら、伊勢丹のみ、ルームスプレーかこのフレグランスキャンドルか選択する形と書いてありました。 が、キャンドルはもっと購入金額少なくてももらえるものなのでね。それに、今売るほど家にあるので・・・うーん、やっぱりルームスプレーが欲しかった～～！ そんなこんなで、今年のサロンドパルファンは、私ジョーマローンのコフレも初日なのに買いそびれ、他のキットも欲しいものはもうなくて、香水嗅ぐのも行列並ぶ体力なくて諦めたり・・・（だってゲランなんか3時間半待ちって！！！）と、あまり収穫がないまま終わってしまいましたが、それでもこうした特殊な環境下でも開催してくれたのはありがたいことですよね。 来年はまた例年どおり、催事場での開催に戻るといいなぁ。 近々、FELICEでもサロンドパルファンレポUPされますので、またこちらでお知らせさせていただきますね～  close

サロンドパルファン2020 ゲランフレグランスコンサル再び