ようやく入手しました～  「世界香水ガイドⅢ」ルカ・トゥリン／タニア・サンチェス著　芳山むつみ訳　（原書房　2400円+税） 以前、六本木のパルファンサトリへ行った時に、新しい版が出るという情報を得て以来待っていた本ですが、発売前後に台風やら大雨やら…… more 気がかりな天候が続き、うっかり注文するの忘れてました この本については、以前ブログにも書いたと思う・・・ と、調べてみたら出て来たので過去記事リンク貼っときます～↓↓↓香水版ミシュラン本？？？　（2008/12/23）新しい香水本、二冊入荷～♪♪♪　（2010/12/15） 恐ろしいよ！もう１１年前の話？？！ついこの前買ったつもりでいたのに！ 当時のブログ記事をご存知ない方に改めて説明しますと・・・ こちらの本は、「匂いの帝王」と呼ばれるルカ・トゥリンという嗅覚研究者で香水コレクターと、そのパートナーであるタニア・サンチェスが、世の中に出回っている香水を☆～☆☆☆☆☆の５段階評価で判定、どんな香りか、どこがいいか・悪いか、めった斬りに斬って斬って斬りまくった評（笑）を寄せている本なのです。 最初の本では1437の香水が、２回目の本は初代の改訂版で同じ1437の香り+新たに450の追加レビューがあり、今回はその第三弾というわけです。 パート2がほとんどただの改定版だったので今回はどうなんだろ？と中身をパラ読みしてみたら、さすがに１０年経って、これまでとは全く違う新しい香水のレビューばかりが掲載されていました。 が、相変わらずの辛口評ｗｗ 香りの名誉？の為に、ここでは伏せますが、一例を挙げると・・・ ・ありふれたオーデコロンなのに５倍の値段で売られている。・ストロベリージャムとネイルの除光液がついに合体。・コーヒーくさい息。・ホームセンターの通路みたいな匂い。 などなど・・・ いや、もちろん5つ星のものたちはもっとちゃんとしたレビューがされてますよ！ でも、まえがきによれば、今回はこの10年で出た間の香水に限ったレビューに特化していて、そうなると前作までのように、一世紀近くにわたる名香を含めた幅に比べたらごく短期間なので、5つ星は1208中20しかないんだそうです。 半数は☆1つか2つの香りたち、ということで、相変わらず手厳しい でも確かに、どんどん使える香料は変化して（アレルゲンや動植物乱獲の懸念など）、最近の香水はクリアでクセがないものが多いし、昔ほど香水の制作時間を割けられないし、顧客を飽きさせないように短時間でより多くの商品を世に出さなければならないしと、諸々条件は変わっていますからね～。 よって似た香りも増えて来ると思うし。ああ、これが私も前に話した、ここ数年はみんなでハマるブームになるような香水と出会わない、ってことと繋がってるのかもな～などと思いました。 ほか、何故ウードが近年もてはやされているかなども書かれていて、香水のそうした商業的観点からの裏の部分を含めた情勢って、普段知ることがなかなかできないだけに、まえがきだけで結構「へぇ～～」となって、面白かったです 最新版のⅢでは、ニッチ系、独立系のブランドの記述が多く、日本ではまだお目にかかれないものも多そうですが、マレーシアのオーフォリーというブランドの手掛ける香水が高評価なので気になっています。これは、現地では普通に手に入る香水なのかしら？あとで調べてみようかな～（香水名はアルファベット表記が載ってるんだけど、ブランド名はカタカナしかなく・・・どんなスペルなのかしら？） 手持ち香水の中で、「Ⅲ」に掲載されてたものは少ないんだけど、ジョーマローンの「ミモザ＆カルダモン」や、先日買ったゲランの「ネロリウートルノワ」は、☆3つもらえてましたー が、トンカアンペリアルは☆2つ。何がいけないのーー？！ ほか、過去の本の方に戻って久しぶりに見てみたら、ディプティックの「オーラント」が☆4つでわりと高評価だったので嬉しいです～（私が作ったわけでもないのにｗ） ま、もちろん好みはあるし、専門的な知識や技術を我々が持ってるわけでもないし、さらに言えばどんな土地で嗅ぐかによっても感じ方は変わってくると思うし、国民性やその国での好みもあるので、この評価が絶対ではないと思います。 けど、世の中まだまだ沢山知らない香りがあるんだなぁ～と感心するのと、同時にそこまで酷評されてる香りをクンクンしてみたい！という欲も出て、パラパラ見てるだけでも結構楽しいものです 気になる方、ぜひチェックしてみてくださいませ～ 楽天、Amazon、リンク貼っておきま～す！↓↓↓ 世界香水ガイド3★1208 「匂いの帝王」が五つ星で評価する [ ルカ・トゥリン ]2,640円楽天 世界香水ガイド3★1208:「匂いの帝王」が五つ星で評価する2,640円Amazon ついでに過去の本も・・・と思ったら、中古しかない上にめちゃ高値になってる 手持ちの本は大事にとっておこうと思います！  close

「世界香水ガイド」第３弾発売